ヘンプ(産業用大麻)とは
ヘンプ(英: hemp)は、アサ科の植物のうち、繊維・種子・成分などの産業利用を目的とするものを指す呼び名です。日本語では「産業用大麻」とも呼ばれます。精神作用をもたらす成分THCをほとんど含まない品種・製品が、世界中で食品・美容・素材の原料として活用されています。
ヘンプの主な用途
CBD(カンナビジオール)
ヘンプ由来の成分で、ウェルネス・美容分野で世界的に注目されています。オイル・化粧品・飲料など幅広い製品の原料に。
食品
ヘンプシード(麻の実)・ヘンプオイル・プロテイン。七味唐辛子の麻の実など、日本の食文化にも古くから根付いています。
素材
繊維・紙・建材(ヘンプクリート)・バイオプラスチックなど、環境負荷の低いサステナブル素材として注目。
農業・環境
生育が早く、農薬使用を抑えやすい作物。CO2吸収や土壌改善の観点からも研究が進んでいます。
「大麻」と聞いて不安に思われた方へ
同じアサ科の植物でも、薬物として規制される大麻と、産業利用されるヘンプ(産業用大麻)は、利用目的も規制上の扱いも異なります。
日本では2024年12月に改正大麻取締法が施行され、規制の基準が「植物の部位」から「THCの含有量」へと変わりました。国が定める残留限度値以下の製品だけが、適法に製造・流通しています。
JIHE(国際ヘンプ博覧会)で出展・展示されるのは、この基準を満たした適法な製品・原料・技術です。
日本は「新法時代」へ
2024年12月の法改正により、THC残留限度値にもとづく明確なルールが整いました。日本は独自の規制体系のもとで動き出した市場であり、小売・美容・食品・ウェルネスの各業界で取り扱い・製品開発が広がっています。
また、同じ法改正では、大麻由来医薬品が国の管理のもとで使用できるようになり、医療分野での研究・活用も国際的に進んでいます。JIHEのカンファレンス「カナコン(CannaCon)」では、こうした医療用大麻をめぐる国内外の動向や学術的な知見も、専門家とともに取り上げます。
よくあるご質問
ヘンプ産業の実物に触れる
JIHE 2026(国際ヘンプ博覧会)では、国内外のブランド・原料メーカー・検査機関が一堂に集まります。入場は無料(事前登録制)です。